株式会社　津幡石油        (tsubata sekiyu)

ユニセフの「かざして募金」

『干ばつが、マルセリーノの体に容赦なく襲いかかります。マルセリーノは極度の栄養不良に陥り、命の危機に瀕しているのです。そんな幼い命を救うひとつの方法が「ユニセフ・マンスリーサポート・プログラム」です』。この言葉は、ユニセフのCMにおけるナレーションですが、現在では地上波より、BSCS放送で見受けられることが多くなりました。冒頭のコンセプトでずっと長い間、視聴者に問いかけていたユニセフでしたが、昨日見たそれは今までとは趣が違いました。「かざして募金」という名の募金方法を知っている人はどれほどいるでしょうか。ユニセフはスマホを用いて、募金をし易くするシステムを利用したのです。クラウドファンディングでの募金は、選挙や一部の病院、自治体に限られていた印象でしたが、ユニセフのそれには正直驚かされました。メカニズムの中身は、ソフトバンクがスマートフォン利用料金の支払いと一緒に寄付ができる「かざして募金プラットフォーム」をユニセフに提供しています。ソフトバンクとしては、多くの人がより簡単に非営利団体の募金活動に参加できるよう、プラットフォーム［ネットワーク機能を利用したシステム環境］を提供することで、更なるイメージアップと他キャリアとの差別化を図れる格好のタイアップですが、人間の心理を懐柔するその手段に思いっきり複雑な心境になるのでした。スマホであなたも募金を始めよう。https://www.youtube.com/watch?v=xEHHE1kgNfQ