柚木議員 除名される
台風20号の影響だろうか、仕事帰りに車を走らせながら何気に見た夕暮れの西空に目を奪われた。なんと朱色に染まったすじ雲が大きな竜巻型の姿で猛々しく鎮座しているではないか。「これは嵐の使者にそっくりだな。」チラチラ見ながら運転する私の脳裏に浮かんだのは1枚のレコードジャケット。「嵐の使者」（Storm bringer）とは、英国のロックバンドであるディープ･パープルがリリースした9枚目のアルバム名だが、そのジャケ写とそっくりな光景を画像にして残そうとは思ったものの、両手はハンドルを握ったままでスマホはジャケットの内ポケット、しかも脇に止めることの出来ない環状道路だったため諦めるしかなかった。さて、こんな場面を静止画や動画で記録できる時代に利便性を感じつつも、人間の情緒力が日々失われだしていることに不安が募る中、典型的なニュースが22日電子版から報じられた。西日本豪雨の被災地の一つである岡山県選挙区の衆議院議員、柚木道義氏が国民民主党から除名処分を受けたのである。柚木議員と言えば、野党の中でも断トツにTVカメラ大好き議員の一人として知られた存在だが、ユーチューブで過去の行動を検索すれば一目瞭然で彼の政治家としての本質が理解できよう。今回もまたまた世間の注目を浴びようとした所業には呆れるばかりだが「対決より解決」路線によって「野党の分断がますます加速した」と執行部を批判した報いは大きい。完全に自分を売っている行為の狙いは火を見るより明らかだが、小池都知事の「排除論理」に合致する議員とはこういう人間のことを言うのだとつくづく感じる。TVニュースに映りたいがために常にカメラを探すパフォーマンス議員には党からの「除名」より国民からの「排除」処分がしっくりくるのではないか。立憲民主党に行くためのギミック会見は支離滅裂に聞こえる。柚木議員 離党表明会見。
https://www.youtube.com/watch?v=ZS26H2oYem0
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