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石破ファンを公言　野党の支持は地方に逆効果

6年前の自民党総裁選は、地方の石破茂ファンが一泡吹かせる勢いで現首相の安倍晋三氏を土俵際まで追い込んだのだが、今度はその地方票が石破氏に劣勢とした情報が入ってきた。石破氏は第1次安倍政権下で幹事長を務めた後に地方創生大臣を自ら降りて野に下った。当時はうわべの印象と違った誠実な人柄が持てはやされたが、その後2016年に東京都知事となった小池百合子氏が立党した「希望の党」の首班候補として取り沙汰されるなど、考え方によっては無節操極まりない石破氏の動きを、無党派と呼ばれる有権者と自民党の支持者や地方組織が快く思わなかったのは事実だ。つまるところ、融通の利かない経済オンチの風見鶏という嬉しくない評判を立憲民主党を中心にした野党に利用されて、今では俄か石破ファンを公言されてしまう始末である。新聞テレビなどもここに来て一斉に石破茂応援特集に走っているのを俯瞰で見ると、よほど安倍首相が嫌いなんであるが、TBSのニュース23コメンテーターである星浩氏も「ゴルフする余裕があるんなら日本の将来を考えろ！」だなんて＜坊主憎けりゃ袈裟まで憎い＞発想は惨めだ。しかるに憲法改正、特に9条に関する左派メディアの護憲思想が、頼りない腰抜け野党の失態（セクハラや東京医大裏口入学に関する野党議員の関与等）を握り潰し、日本人の琴線である8月の終戦という鎮魂を激しく利用するのだ。（8月に入ってからNHKが放送した戦争関連特集は、明らかに憲法改正に反するプロパガンダの刷り込み。）安倍首相以外ならだれでも応援するというメディアの偏向報道が、自民党の47都道府県連関係者にとって奇天烈に映っていることは自明で、議員票405票は安倍氏の7割などと言われる中、地方票の405票も6年前とは大違いで当然である。https://www.youtube.com/watch?v=3Ysx7ElSGmg