パワハラよりも別の関係かな
五輪が終わって9日から始まるパラリンピックまでの間、日本のTV局が視聴者離れを食い止めるために繰り出す手立ては何一つ面白くありません。民放各局の情報番組は朝から晩まで五輪メダリストの生い立ちと親兄弟、恩師、先輩後輩、果ては食堂の親父までを俄かスターにさせて画面に登場させるのですが、全く見る気にさせてくれないメディアのノーアイデアに正直ウンザリです。国会と同じで切り口の鋭い新展開に持って行けないもどかしさは生理的にも許せない状況の中、先週いきなり飛び込んできた女子レスリング界におけるパワハラ問題は結論づけることが出来るのでしょうか。「本人とコーチか又は他の第三者が絡んだ男女関係を言う人はいないの?」訝る私は、どこかの局が収録した本人の直近(2月10日)の映像をじっくりと見ます。妙に痩せてしまったようで現役のギラギラ感がありません。練習場所が提供されていないのは事実でしょうか。この手の痴話喧嘩に男女関係はつきものだと考えるのは筋違いと思われても感じずにはいられません。嫉妬が渦巻くのは何もスポーツの世界に限らず、人間社会はその多くが嫉妬や苛めで成立、構成されているのです。ヒエラルキーとも言いますが、この隅々に行き渡った社会制度構造が今、メディアによって壊されようとしています。壊すのなら「清く正しく美しく」実行してくださいよ。因みに米国にはセクハラはあってもパワハラという言葉は無いのだそうです。
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