カーリング日本女子 まさかの嫌われ
長髪が校則で禁じられている高等学校は、私立公立問わず日本の多くの学校で採用されています。高校時代と言えばちょっと他人と違う格好をしたい年頃ですが、ご多聞に漏れず私も暇があれば鏡に向かって髪の毛を触っている高校生でした。家が美容院でもあったせいでしょうか、セットする道具がそろっていたのも好都合だったのです。ところがある夜、相変わらずお店の鏡に向かってセットしていると父親が血相変えて入ってくるではないですか。「なんだ、なんか用?」言うか言わずに折角セットしていた頭を掻きむしられたのです。「勉強してからやれ」父親の吐き捨てるような怒鳴り声は一瞬の間に消えていきました。「なんて親だ」心の中で叫んだ私は父親の突然の怒りが理解できなかったのです。今思うと「色気づく前にやることがあるだろう」なんてことは容易に想像がつきますが、その時は「頭髪の妬み」しか考えられなかったのです。平昌五輪の男子フィギュアの表彰式を見た瞬間にフラッシュバックした「髪の毛掻きむしられ事件」は、銀メダルの宇野昌麿選手にとっては辛い瞬間ではなかったでしょうか。本人は逆にリスペクトしているようですが、全世界が見ている表彰台で、羽生選手からあのように髪を触られては、髪どころかプライドも傷ついてしまいそう。一方24日、準決勝で韓国に敗れた女子のカーリングは、英国を破って銅メダルを獲得しましたが、SNSでは「嫌い」という声が増えているんだとか。Twitterで「カーリング女子」と検索すると「嫌い」と表示されるなど、ネットでは批判的な声があがっています。女性が多いとみられる投稿内容は「私ら氷上のアイドルよ、みたいなカーリング女子が嫌いです」「カーリング女子のもぐもぐタイムて何?ネイルしてスポーツしないで。カーリング女子の勘違い感、めちゃ大嫌い」「子供が真似して困るから公共の電波に乗せないでほしい」などなど、明らかにやっかんでいることを伺い知るのですが、宇野選手が「髪を触られる」行為も俯瞰で見れば、それと何ら変わらない私の妬み嫉みなのでしょうか。宇野選手の髪をポンポン。
https://www.youtube.com/watch?v=pg-3TNE3YqU
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