千手観音の美しさで 金
昨日は会合と新年会が重なってお開きは夜の9時。身体中に日本酒が浸透してしまった私は、通りでタクシーを拾うと大雪の話をし出す運転手に気もそぞろ。生返事をしながら時計を見るともう時間です。そうです平昌五輪で金メダルを狙える最後の種目?だと見切った私はお釣りを財布にねじ込むとタクシーからリビングへまっしぐら。「パシュートどうなった?」「日本の決勝決まったよ」「そうか相手はどこ?」「オランダ」と言っている間に画面は決勝の日本対オランダを映し出します。パシュート(追撃という意味ですが追い抜き種目と言われます)という種目の特徴なのでしょう、上下に分けられた画面はテニスボールを追う時の左右ではなく上下に目が動きます。センターにあるゴールラインに先に到達したチームが勝つ種目ですが、最初見た時の「とっつき悪さ」は否めません。ショートトラックもリンクが狭いせいで訳が分からなくなるのですが、しかしそれに比較すると面白い競技で日本人には合いそうです。さて、息詰まるオランダとの決勝は、最後の2週でチームワークの差が出たようでした。美しい線を描いた千手観音のような滑りは日本のお家芸のように感じるのですが、これだけタイム差が出ると2022年の北京五輪までに他国から技術を真似されるでしょう。追われる彼女たちは今より更に進化した「千住観音スケート」を編み出すことが出来るでしょうか。日本がメダルを獲れる確率の高いチーム競技、カーリング(ジャンプやスケートの団体戦もありますがチーム競技と違います)は冬の五輪で脚光を浴びていますが、この金メダルでパシュートも新しく加わりました。
https://www.youtube.com/watch?v=U7-RlocZYZs
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