北陸新幹線、雪に強すぎるワケ
1月中旬から毎週来る寒波のせいで交通機関が軒並み潰れていく中、唯一ほぼ100%の運転に成功しているのが北陸新幹線です。JR西日本金沢支社によると、金沢駅に発着するJRの在来線は6日と7日が終日運休、8日以降も交通の乱れが続いているにも関わらず、北陸新幹線は6日午前に一部区間で徐行運転を行なった以外「大きな遅れは発生していない」とのこと。この発表にインターネット上では「北陸新幹線最強説」も囁かれ出しましたが、これほど雪に強い北陸新幹線には幾つかの理由があります。まず、長野~金沢間は「スノーシェルター」と呼ばれる屋根で覆われており、線路に雪が積もる部分が大幅に少ないのです。線路脇に雪をよけて貯めておくスペースに加え、一部区間では高架橋の側壁(防音壁)に斜めのひさしを設けたり、床面に開口部を設けたりして、雪を線路外へ「捨てる」ことが出来る最新の設備構造。さらに活躍するのが専用の除雪車で、車両の片方が排雪板で雪をかきわける「ラッセル式」もう片方は、回転する刃でかきこんだ雪を線路外へ投げ飛ばす「ロータリー式」となっていることが特徴なのだとか。北陸新幹線の雪害に対する説明を電子版で読み終えた私はつぶやきます。「道理でお呼びがかからない訳だ。」金沢駅の新幹線用の灯油と軽油をデリバリーする役目に預かっている私のGSは、冬季の間、ずっとスクランブル体制を敷いているのですが、先日来の大雪で「今年初の出番が来るゾ」との思惑はあえなくも潰えたのでした。でも安全が一番全てに勝るのです。
https://www.youtube.com/watch?v=v4rg0tc27_M
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