メディアをも変える「働き方改革」
「タレントのベッキーがミュージシャンの川谷絵音と不倫している」週刊文春が2人の背徳の逢瀬をスクープしたのは2016年1月のことでした。ベッキーのゲス不倫以来、週刊誌がこれだけTVメディアから脚光を浴びたのは過去にもないのだけど、私が大学時代に好んで読んでいた週刊文春はどちらかと言うと硬派誌だったのです。なのにベッキー騒動を口火にしてからの文春は週刊誌の枠を大きく逸脱して活字のバケモノになり、ネットでは「文春デジタル」とした有料サイトで暴れまくっているのを眺めると、かつてのインテリジェンスはどこへ置いてきたのだろうと思うのでした。しかし2018年1月、週刊文春がその思惑とは正反対の結果を招く事態が起こります。「正義の味方」から一転ダーティなイメージに印象付けられたスクープは小室哲哉氏の不倫疑惑でした。彼は文春の報道を受けて記者会見で釈明したのですが、その内容が世間からまさかの同情を買うことになったのです。文春側としては音楽業界のカリスマにメスを入れたつもりでしょうが、彼の人柄までは見抜けなかったようです。しかし、こんなことで文春砲がひるむ訳がアリマセン。現在、そのスクープに「おんぶにだっこ」状態のTV局にあって、お台場のフジテレビは文春から新旧キャスターの不倫ゴシップを次々と暴露されています。何ともTVメディアとしての見識を疑うばかりですが、「働き方改革」を柱に改革されていく社会の仕組みは、マスメディア(映画界含)を中心とした媒体内にも就業部分のブラック箇所に浄化の手が入ります。TVに代わって、今や媒体の中心となったSNSが、芸能界の事務所移籍(契約)問題に決着をつける日も近いでしょう。音楽活動をしている身としては、JASRACの権利保護問題も「創作者の作品」に理解を示していただければナイスなのですが・・・。NHK ニュースウォッチ9「芸能界契約トラブル」
https://www.youtube.com/watch?v=Du01aknrQ6o
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