「チョレイ」に代わるコトバを公募しよう
21日、卓球の全日本選手権決勝で、水谷隼選手(28)の10度目の優勝を阻んだのが弱冠14歳の中学生、張本智和選手でした。メダリストの水谷選手は28歳と年齢的にはベテランの域に入り、体力的にもティーンエイジャーには叶わなかったのでしょう。逆に張本選手は出場すれば優勝するという、今や世界でもトップレベルの実力がついたようですが、日本卓球界の第1人者が水谷選手から世代交代した瞬間でもありました。親譲りの卓球センスにスピードとパワーが加わった張本選手の金メダルを東京五輪で期待するファンと関係者は多いでしょうが、その実力に比較して国民とマスコミがあまり彼を持ち上げないように感じるのは何故でしょうか。張本選手がポイントを上げる度にオーバーアクションで叫ぶ「チョレイ」は何度もTVで取り上げられて、今や知らない人はいませんが、プロスポーツの世界では勝者と敗者の立場を必要以上に戒めます。喜んだり、ガッツポーズを慎むことは世界の暗黙ルールですが、アマチュアスポーツであっても極端なアクションで喜ぶのはご法度でしょう。張本選手はこの部分を「無意識に出ている」とマスコミに答えていますが、指導者でもある彼の両親が奨励していることに世界観の違いを感じずにはいられません。「チョレイ!」に確たる意味はないといいますが、静岡県では禁句扱い(他人をバカにする時に使う言葉で放送禁止用語)みたいですし、総じて日本人にはあまり馴染まない言葉であることは事実のようです。競技の世界で第1人者になれば品格が問われることは卓球でも同じこと、今話題の大相撲の第1人者は全国からその品格を問われて休場してしまいました。張本クン、どうか日本国民に愛される選手になってくださいネ。(因みに張本選手は宮城県仙台市出身で、両親はともに中国の著名な元卓球選手であり、2014年春に一家で日本に帰化しています)
https://www.youtube.com/watch?v=l7gLI833N3g
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