「Om kriget kommer(戦争になったら)」
ロシアとの緊張関係が高まっているスウェーデンが、国民に「戦争への備え」を呼びかけていることが複数の海外メディアによって報じられました。5月に発行される見込みの「Om kriget kommer戦争になったら」と題したパンフレットは「平和時における危機や惨事だけでなく、社会とスウェーデンに対する別の種類の攻撃」にも備えるようにとした内容で470万世帯に配布されるそうです。「なんだ脅威は世界中に蔓延してるんじゃないか」思わずつぶやく私は「平和ボケ」ワードを繰り返します。有事対応当局は17日、パンフレット作成の背景として「バルト地域の治安情勢変化」との見解に北欧の現実が見えてきました。私たちは身近な中国、北朝鮮に脅威の照準を合わせているように、スウェーデンはバルト三国とロシアに緊張感を抱いているのです。この国では、1940年代からこうしたパンフレットを国民に配布していたそうですが、1991年の冷戦終結以来のパンフレット再配布の理由は「国民の知識レベルの低下」にあるのだとか。2010年に廃止された徴兵制も、2018年から復活させると発表したスウェーデン政府は、国家の存亡をかけて戦う姿勢を世界に見せます。でも「戦争になったら」パンフレットの中に書かれてある「別の種類の攻撃」って何なのでしょう。日本でも憲法9条の問題を本格的に真剣に論じなければいけなくなりましたが、平昌五輪を政治利用する南北朝鮮の厚顔無恥は世界にどのように映っているのでしょうか。2月9日開会はすぐそこです。スウェーデンの警報音。
https://www.youtube.com/watch?v=Y5fALILBx-w
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