外食するならタバコは置いていきましょう
2020年までに受動喫煙防止法案が成立するのか正確なことは分からないのだけど、肩身の狭くなった日本の愛煙家は五輪までにその姿を消されるのでしょうか。公的な場所を禁煙にすることでビジネスの実績が上がってきているとする報告が大勢を占めてきました。ファストフード業界であれだけ業績の落ち込んだマクドナルド(2014年の異物混入事件)が今現在、売上利益がともに絶好調なのだそうです。「イメージの払拭に貢献した事って何だろうか?」思い当たる節のない私が最後にマックを食べたのは10年程前になるでしょうか。子供が小さな時は食事に困れば手っとり早くマックへ連れて行ったものですが、当時はハンバーガーに付いてくるオマケの「ハッピーセット」が目的だったこともありました。しかし2007年、ある映画を観た私たち家族の外食は180度変化します。(2004年の米国映画『スーパーサイズ・ミー』1日に3回・30日間、マクドナルドのファストフードだけを食べ続けたらどうなるか?を記録したドキュメンタリー)これは受動喫煙防止法と直接関係ない話ではあるものの、健康というワードで括った話をする時に一番最適(子供たちが小学生時)な時期にナイスな映画にめぐり合ったことは幸運でした。話はそれましたが、その業界において2位に君臨するモスバーガーがマックとは逆に売上利益ともに不調なのだとか。健康をテーマにした原材料からの<こだわり>が若者から中高年にまで浸透していたファストフード業界の良心だったモスが躓いているだなんて、どこがネガティブなのでしょう。「コンビニ店の充実」「競合バーガー店の進出」「価格が高い」「こだわりが追い付かれた」等いろんな分析がある中で、冒頭の「受動喫煙」対策がファンの希望とズレていることを指摘しているメディア(ITmedia ビジネスオンライン)があります。「モスバーガー創業以来の絶不調」と題したニュースのフォーカスは「煙草の煙」でした。マクドナルドが2014年8月に「全店禁煙」へ切り替えたのに対し、モスバーガーは受動喫煙防止法案に反対する自民党たばこ議連が提案している「禁煙」「分煙」「時間帯分煙」を推奨した結果、家族客や若者世代を遠ざけることになったと断言しています。アルバイトまでが毛嫌いする「煙草の煙」は愛煙家が想像する以上に若者に嫌煙されている事を知るべきでしょう。2020年までに日本のサービス産業の構図は大きな変化を余儀なくされます。
https://www.youtube.com/watch?v=YYdAiA5K57k
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