池坊議長、『スー女』の意見も聞きませんか
11月に勃発した大相撲の横綱暴行事件は、社会問題化してから2か月以上経過しても、根本的な問題が何一つ解決されていない日本相撲協会の統治能力の無さは、とうとう天皇皇后両陛下がご覧になる天覧相撲までもを取り止めにしてしまいました。この14日から始まる初場所の話題は、件の加害者側と被害者側の対戦が初日に組まれるかにあったようですが、中継するNHKにとって天覧相撲の中止は内心ガッカリでしょう。外野からするとモンゴル対日本のリーグ戦を観戦できる、今までにない相撲の見方が堪能できて申し訳ないけど楽しみは倍増するのであります。きっと視聴率は過去最高を記録したりしてねェ。ところで75歳の年齢に似合わない睫毛の上げ方が不自然な日本相撲協会評議員会の池坊保子議長、ついにメディアの取材を一切受けないと宣言しました。日本中の相撲ファンから「当然じゃないの?」と聞こえてきそうなほどに「何様」的な態度は終始一貫変わりませんでした。池坊氏のものの言い方が「議長」という立場から大きくかけ離れているように思えてならなかったのは非常に残念です。私が今一番危惧することは、この騒動の初めから今日までに10代20代の女性の意見をTVメディアのほとんどが紹介していないことです。2000年代に入り「スー女」がブームになり始め、2015年には女子向けの相撲雑誌が発売直後に売り切れるなど、若い女性の相撲人気は正真正銘の本物になりました。「宇瑠虎(うるとら)」「爆羅騎(ばらき)」「桃智桜(ももちざくら)」これは最近の力士の四股名ですが、大相撲の概念を破るキラキラ感満載の四股名が一層の女性ファンを増やしていることに池坊氏の目が向かないはずがありません。モデルでキャスターの経験もある市川紗椰さんの相撲好きは、多くのファンの知るところですが、彼女は、先場所平幕に復帰した 安美錦、豪栄道、そして横綱稀勢の里のファンを公言、取り口の中に力士のけがの状態までを把握して解説する姿は、NHK顔負けの堂々たる「スー女」。このような熱烈な女性ファンの意見を表に出さないで、75歳のお婆さんの不公正な発言ばかりを聞かされてはSNSが炎上するのも無理はないことで、組織である評議会と相撲協会、そしてメディアの強欲さだけが剥き出されたままで、ちっとも美しくないのでした。「スー女」力士声援バトル
https://www.youtube.com/watch?v=cA1ECiCWbWE
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