人畜無害な男
「なぜ奥様をそこまで信じるんでしょうか?」「だってカミさんだもん」タレント太川陽介とリポーターたちのやり取りは、太川の「男気」に敬服するとした見出しがネットに躍りました。しかしどうもこの私にはしっくりと来ません。この問答を逆にしてみるとどうでしょう。「なぜご主人を信じるんですか?」「だって旦那だもん」この会話なら女性たちが大騒ぎして「男なんか信用しちゃいけない」の連呼だらけになってワイドショーはさらに盛り上がるのでしょう。夜になって会見した当事者である藤吉久美子が発した「彼なしでは生きてゆけない」との言葉に「こりゃ夫婦関係がとうに終わっているな」と感じた人は多かったことでしょう。悲しいかな藤吉久美子のこの言葉に旦那である太川陽介に友情は感じても、愛情は欠片も感じなかったからです。互いに生きていくうえで、最低限必要なメモリで十分だと吐露したことを一人息子はどう感じたのか心配ですが、藤吉は残りのメモリを不倫相手であるプロデューサーに全部注ぎ込むのでしょうし、太川も好むと好まざるとに関係なく、新しい出会いにメモリを使う羽目に陥るのでしょう。一番のポイントは子供が成人するまで、二人が平易な生活を根気よく送れるのかどうかに掛かります。男女のどちらかが本来とは違うことに手を染める時、その思いを叶えさせてくれる人に心が惹かれていくことは自然の摂理ですが、二人とも会見の表情を見る限り、他人が羨望するような年の重ね方が出来ていないようです...。1977年「Lui-Lui」。
https://www.youtube.com/watch?v=senbT5mLHlc
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