「ニュース女子」一石を投じる
東京新聞の長谷川幸洋論説委員が司会を務めるユニークなコンセプト番組「ニュース女子」ですが、女性タレントらにニュースを解説させる内容は、あのTBS「サンデーモーニング」とどこか似ています。放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は14日「重大な放送倫理違反があった」として沖縄の米軍基地反対運動を扱った「ニュース女子」の内容に倫理違反があったとの見解を発表しました。製作した東京MXテレビの体制を批判したのですが、「沖縄基地反対派はいま」としたテーマで、沖縄・高江地区のヘリパッド建設反対運動を展開している運動家が「危険な行為をしている」「日当をもらっている」と指摘する内容のどこに倫理違反があるのでしょうか。いままで沖縄の「基地反対運動」は、プラカードや座り込み等をしている映像ばかり見せられていた私は、ほんの少しばかりの疑義を感じていました。特にTBSの「報道特集」は毎週のように沖縄の基地問題をクローズアップして、最早番組のライフワークになっている様相です。つい最近も「土人」問題で機動隊員をやり玉に挙げ、国会で野党が質問する騒ぎまでに発展させています。デリケートな問題であることを日本の多くの人が重々理解してはいるものの、筋の通った具体策が出てきません。そんな中で反対運動がカネで買われているとの噂がSNS上で広まり、さらに過激で暴力的な運動家が紛れ込んでいるとの情報まで知らされました。番組では、反対運動家たちを「テロリストみたい」と発言したこともBPOを動かした一因なのでしょうが、「火のないところに煙りたたず」確固とした裏付けを提出しない限り、沖縄の真実が見えてきません。2016年10月、東村高江地区のヘリパッド建設や名護市辺野古の新基地建設に対する抗議行動で、公務執行妨害などの容疑で逮捕された反対派のリーダー山城博治氏の拘留期間が約5か月に渡ったのは、現政府の判断によるものだとする意見が大半です。山城博治議長5カ月ぶりに保釈。
https://www.youtube.com/watch?v=i0PLZKSOjVg
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