前知事より訳が悪い、小池氏は「取扱い注意」
「この選挙厳しいです! 準備もままならないところで本番になった」希望の党の小池代表は11日、街頭演説でこう訴えましたが、自分のミスを棚に上げるような発言をする度に希望票が減っていくことに気づかないのでしょうか。「図に乗る」という言葉がありますが、この人は素直に頭を下げることが出来ないようです。有権者が候補者を見極める際のポイントである「地盤・看板・カバン」の3点セットは広く知られている事ですが、今月に入った途端に小池新党の「風」が止んでしまった原因は、一体どこにあったのでしょうか。きっかけは代表自らの発言にありました。最初の「リセット」発言、これは側近議員の仕切りの悪さが原因で、自身が「希望の党」を立党宣言した辺りは「いよいよ知事を辞めて出馬するのだ」と世間は思ったのです。しかし民進党と合流する会見で「全員を受け入れる気はさらさらない」とした発言が暴言と受け止めれられ、さらに小池氏の表情から垣間見えた「慢心」が次なる致命的な傷を呼び込んだのでしょうか、現代社会が差別と捉える「排除」という言葉まで飛び出したのです。本人もすぐに訂正しなかったのは自分に対する「過信」がその必要性を打ち消したからでしょう。世間の目が徐々に冷めていることを勘の鋭い小池氏は気づかなかったのでしょうか、65歳の女性にしては焦りが表面に出たような不用意極まりない4度目の発言「きゃんきゃん」がとどめを刺すのです。自民党の若きエース、小泉進次郎氏の「出るも出ないも無責任」とした揶揄演説に反応したのは、小泉元首相の寵愛から来る「甘え」がうっかり嫌味な言葉になってしまったのでしょうが、日本全国の進次郎ファンから噴飯扱いされることになりました。昨夜放送された報道ステーションの党首討論でも、小池氏は相変わらず司会者の質問をはぐらかすのが上手ですが、中身の筋はほとんど通っていません。それより討論の冒頭から、例の森友加計問題に30分以上費やした司会の仕切りとテレビ朝日の姿勢は天に唾する行為で、投票の目安にもならなかったのですが、今朝の新聞各紙が一面に報じた総選挙の情勢は、フェイクニュースばりのインパクトで有権者は翻弄されるばかりです。11日報ステ党首討論。
https://www.youtube.com/watch?v=V4z6n3WlVrI
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