小池百合子VS小泉進次郎
週末に、党首討論番組をNHK中心にザッピングした有権者は多かったことでしょう。討論の中身にこれといったサプライズがなかったのは、マスコミの先読み憶測記事に党首たちの頭が追い付かなかったからでしょうか。TV番組も考えられる全ての政策想定論を番組ごとに戦わせるので、食傷してしまうのは無理もありませんが、やはり残念だったのは「希望の党」の言う政策が口から出まかせに聞こえた事です。元来出演した党首の中で、この選挙の当落に関係なく身分が保証されているのは、小池東京都知事と松井大阪府知事の2人で、あとの党首たちは所属政党からの立候補者、言うなれば身分の定まらない只の人で、俯瞰から見れば同列に扱うのは合点がいきません。では、知事同士の政策の中身に違いがあるのか、じっくりと聞いてみたのですが、同じ消費税の凍結についても、大阪の松井知事の訴えはその裏付けを(公務員と政治家の縮減を財源にする)感じるのですが、東京の小池知事の主張は、庶民受け狙いだけでネタはバレてしまってます。3大理念と12のゼロを1つずつピックアップして検証すれば、そのどれもが工程表の見えない場当たりの政策。12のゼロの中では都政の政策とダブっているものもあり、特に「満員電車ゼロ」とか「待機児童ゼロ」は国政、特に地方には直接的に関係のない施策でしょう。「ブラック企業ゼロ」「隠蔽ゼロ」に至っては、都民ファーストの会から2人の離党者を出し、彼らに不透明なブラック政党と指摘されたのにも関わらず、堂々と施策に加えるなんて全国の有権者を舐めているのでしょうか。アベノミクスに対抗したユリノミクスという造語も残念ながら世界には通用しません。「Urinomics」を訳すると「放尿」のような意味だそうで、これも事前のチェックが甘いまま世に出すものですから、笑われるばかりです。10日からは各党のエースが選挙演説に駆け回るスタートの日、自民党は小泉進次郎氏の応援演説を東京10区からスタートさせるそうですが、ここは小池都知事の地盤、小池氏が10時、小泉氏が12時と2時間のタイムラグはあるものの、有権者にとって両方聴くことが出来るハラハラドキドキの応酬はいきなり最高潮を迎えます。小泉進次郎 大阪堺市応援演説。
https://www.youtube.com/watch?v=aKfA1r4TWnI
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