スケバンが仕切る12のゼロ
小池代表率いる「希望の党」の理念が6日発表されました。しかしその内容(ユリノミクス)は、失笑ものだという事を全国の有権者に理解してもらえるでしょうか。支離滅裂で主観然とした理念は「唯我独尊」自分だけが一人尊いということを美辞麗句で誤魔化したに過ぎません。「原発ゼロ」「消費税10%凍結」「憲法改正」希望の党が標榜する理念の三本柱は、有権者には説得力に乏しいのです。小池代表が政治家として過去に発言したのは「憲法改正」で、消費税と原発は票集めのために急ごしらえに用意したもの、特に「原発ゼロ」は小泉元首相のライフワークをそのまま頂いただけの受け売りです。小池氏は元来、核武装論を掲げるウルトラ「right-winger」で、原発ゼロとは相いれない論理思考の持ち主、かつて自民党の中でもタカ派で鳴らしていたアグレッシブ思想はどこに棄てたのでしょう。もう一つの「消費税凍結」も聞こえはいいのですが、代替案の「大企業からの内部留保300兆を召し上げる」は、付け焼刃的で経済の火を消しかねない現実逃避も甚だしいクソな提案です。合流した民進党議員110人の大半は「消費税賛成」の立場で今日まで来ているのですから、整合性にもおぼつきません。小池代表の政治信条を額面通り受け止めるのであれば「全国の公務員及び政治家の数を半分に削減したなら、消費増税分の5兆円は軽く捻出される」と言うべきでしょう。都知事としての1年間にこれという実績が見えてこない理由の一つに「東京大改革」の施策を都職員に丸投げしているという噂からすれば、いい加減さも極まるのですが、前原代表の代名詞である「言うだけ番長」の上を行く「カツアゲ女番長(スケバン)」に沈黙したままでいい?
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