民進党 首長一人にカネと名誉を奪われる
自治体の首長が国会議員を選別するなんて生まれて初めて聞きました。推薦とかなら分からぬでもないのですが、選挙で当選している民進党現職議員を必要不必要、YesNo、いるいらないで決める、とする小池都知事の一存方式に大きな違和感を抱きます。「希望の党」の綱領や理念に大きく反した独裁行為と言わざる得ず、「希望の党」って言ったって昨日今日出来た俄か政党でしかないのに、へこへこする側の国会議員も正直何なのか分かりませんし、彼らの誇りが新聞テレビから1ミリも伝わってこないのが不思議です。新党「希望の党」代表の小池東京都知事は、民進党の前原誠司代表の希望である「全議員受け入れ」を一部拒否しました。小池氏は「受け入れることはさらさらない」と述べ、民進からの候補者を選別すると明言したのです。立場を失うことになる前原氏ですが、ひょっとすれば小池氏独自のカムフラージュ作戦の匂いもしなくはありません。マスコミや有権者に対しては「原理原則」のポーズをとっても、中身は勝手知ったる「永田町の論理」に叶っていくのではないでしょうか。かつて小沢一郎氏がまだ自民党の幹事長であった1991年、宮澤喜一氏を総理候補として面接した事があります。面接してもらった宮澤氏は、まだ49歳の小沢氏に向かって「大幹事長」とまで持ち上げ、結局竹下派に大きくおもねった宮澤氏が首相になるのですが、当時のニュースを記憶していた私は「剛腕小沢一郎」に小池氏がダブって見えて仕方ないのでした。都知事選で得た290万人の支援をバックにした「やりたい放題」な態度に、全国の民進党地域組織及び支援者は黙って見ているだけなのでしょうか。カネと名誉を握った先は、もはや問答無用の自由自在です。1991年12月「自民党 宮沢新内閣」
https://www.youtube.com/watch?v=E7jUxWWTj04
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