小池グリーン・ホーネット
「癇(カン)に障る」という言葉がありますが、昨夜の安倍首相は小池都知事の「希望の党」代表就任会見に主役を掻っ攫われました。マスコミを懐柔する演出は小池氏の方が一枚上手です。この手法は都知事選から一貫しており、SNSに集約された情報を素早く手に入れてマスコミに故意的にリーク、先手を取ることで世間の印象を独り占めするという何とも天晴れな所業は、ついに選挙後の首班指名に「公明党の山口さんがいいと思うわ」なんて、夜のマダム顔負けの色仕掛けに公明党はどんな対処をするのでしょうか。一連の政治家ショーは見ごたえのあるドラマか映画のようで、見る側はプロローグのインパクトだけでダウン寸前なのですが、この先に展開されるクライマックスまで神経が持つでしょうか。小池氏がココ一番に着る勝負服は、決まってグリーンに統一された衣装を身に纏うのですが、まさに「グリーン・ホーネット」(緑のススメバチ)のごとく攻撃モードに切り替わりました。しかし同胞のスズメバチたちは、肝心の羽根がちぎれていたり、尻尾の針を失っていたりで、ハチジェット(有権者)でスプレーするまでもない勢いのない小池頼りの輩たちです。総選挙は10月22日に投開票ですが、世界の都市連盟「C40」に出席するため、小池都知事は21日から25日の5日間フランスのパリにいなければいけません。今後、国民と東京都民が小池氏を監視すべき1つは、この「C40」を欠席するエクスキューズ(言い訳)の中身であり、そしてもう1つは「希望の党」代表辞任の時期(タイミング)です。「都民ファーストの会」代表就任と辞任が選挙の為だったのであれば、今度も総選挙が終わったどこかのタイミングでスパッと辞任し、首相になれるタイミングになれば再びカムバックするのでしょう。狐か狸の化し合いみたいな話ですが、小池「グリーン・ホーネット」は知事選で有権者に刺した甘い毒が、まだ効いているうちに新たな巣を作るべく、政界をバズり始めたのです。グリーンホーネットテーマ。
https://www.youtube.com/watch?v=wIwsqFjfKPs
コメント