ヘビが掃除機に吸われる夢を見た朝
およそ考えられない話です。小池東京都知事が国政政党を立ち上げました。「希望の党」の代表就任だなんて、先月「都民ファーストの会」の代表を辞任したばかりなのに、都議会が10月から始まる直前にこのような展開になったのは、安倍首相が解散を表明するからなのでしょうが、ついに「本性あらわす」という感じでしょうか。小池氏本人の野望はともあれ、東京都民は完全に愚弄されました。小池氏は会見の冒頭に国民に向けて以下のような予防線を張りました。「都政をスピードアップさせるために国政に関与せざる得ない」しかしこれは明らかに詭弁で、会見の中身は東京都知事のそれではなく、首相の記者会見かと見間違う内容でした。やはりこの女性は、日本の総理大臣になるために大都市東京の知事になったのだと改めて感じると同時に、そのための手段にいくつかの誤りがあっても、自らに投票してくれた290万の有権者たちがついてきてくれると高を括っているのでしょう。では、今後小池氏の思惑通りに事が運ぶものでしょうか。東京都議会公明党は25日、小池百合子都知事が実質的に率いる「都民ファーストの会」との連携を解消する検討に入りました。新党(希望の党)の代表に小池氏自身が就任した場合、都議会での都民フとの連携を解消するのだそうです。都民フは単独では都議会の過半数を確保していないため、知事与党は過半数割れが避けられず、都政運営が混乱することになります。政治とは権力闘争なのだと思い知るのですが「豊洲築地問題」「東京五輪開催」という大仕事が待ったなしの都議会は、特大ブーメランを小池都知事の喉元へと放つのです。東京を無視する言動が1ミリでも出ると「希望の党」は「改革と称する議員の互助会勢力」なのだと罵られるでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=obxMbQqjYTk
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