「人は学歴」だけではいけないのです
よくその人物を評する際に「あの人は○○大学出身だから間違いない」等という言葉を聞く機会があります。たとえ犯罪を(内容にもよりますが)犯しても「あんな頭のいい人が悪いことをする訳がない」又は「魔がさしただけで温かい目でみてやるべき」などと弁明している場面に正直ウンザリするのは、私の妬みだけではありません。この風潮が日本独特なのかは知らないけれど、そろそろ止めないと社会通念が進化しません。日本の学歴信仰主義に終止符が打てる訳ではありませんが、昨日週刊誌で報じられた民進党山尾議員の不倫疑惑を言う時に、この学歴信仰主義が見方や判断を誤らせているようで仕方ないのです。当事者は共に法曹界出身者で、男性は現役の弁護士です。二人とも日本の一流大学を卒業した後の経歴は見事なまでにエリートですが、肝心の倫理観を逸していました。国会で胸のすくような「子育て論」を安倍首相にブチかまして名を挙げた山尾議員も、当人が子供をほったらかして不倫してたでは説得力無し。政治家になる前の山尾議員は、検事という倫理に一番近い職業に就いていた人です。如何ともしがたい事実ですが、では「倫理観」とは一体何を指して言うのでしょうか。倫理とは一般に「人として守り行うべき道。善悪・正邪の判断において普遍的な規準となるもの」のことを言いますが、山尾議員も弁護士もこの倫理に於いては、完全でなければいけない立場の二人でした。政府は、道徳の時間を「特別の教科道徳」として位置付け、多様で効果的な道徳教育の指導方法に改善し「検定教科書」を導入、小学校は平成30年度 中学校は31年度から全国で実施することを決めています。一流の学歴であっても倫理に逸脱する人間は、社会から弾き出される世の中になりました。
https://www.youtube.com/watch?v=LtMvS7UblH8
コメント