やかましい地上波
近年ますます自惚れているのが地上波のテレビ番組です。朝からの情報番組は、その無責任な言動に司会からコメンテーターまで節操がありません。たいして知りもしない事をかくありき的に話すのは限界にきています。世間、特に中高年のむせ返るような気持ちの悪い心情をキャッチしない（したくない）まま、下らない井戸端を垂れ流し続けているうちに「有事」という巨大な世界標準のブーメランに襲われるのでしょうが、マスコミは国民に「有事」の切迫感を意識させないために、あらゆる手段で思考停止状態を維持させ続けるのです。気をつけて地上波を見ていると、地雷があちこちに仕込まれていることに気づくのは私だけではないはずですが、提供する側のスポンサーはどう見ているのでしょうか。以前は番組のコンセプトがスポンサーの理念とリンクしているとの理解が世間にありました。が、21世紀に入ると、テレビと企業は今までと全く違う概念を国民に刷り込む手段を構築しだします。今年になってその動きが加速度的に上がったことを国民は知らなくてはいけません。では、ここでいう違う概念とは何でしょうか。安倍晋三が第1次安倍政権で謳った「戦後レジームからの脱却」野党からポツダム宣言を読んでいないと揶揄された安倍氏でしたが、2012年、再び首相に返り咲くと自らの信条である「戦後＝連合国体制」の脱却を繰り返し標榜したのです。マスメディアが解釈する戦後レジームとは「戦後マスメディアからの脱却」なのですから、彼等にとっては何とも都合の悪い首相なのです。地上波とそれを支えるスポンサーが放つTV的シュプレヒコールは、私たち（サイレント・マジョリティ）の琴線に響いているでしょうか。8月3日、第3次安倍改造内閣の総務相に野田聖子氏が起用されましたが、首相がマスメディアに忖度した人選でした。NHK、国民の質問にスタジオ騒然。
https://www.youtube.com/watch?v=dNFO6-BFPUQ
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