防衛省はハイヒールが嫌いなんです稲田さん
稲田朋美防衛大臣(58)が辞任です。「遅い」「当然だ」とした国民の意見に政府と防衛省、そして自衛隊組織の確執を焙り出したのは我々なのだとマスコミはしたり顔なのでしょうか。南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣部隊の日報を陸上自衛隊が廃棄したと説明しながら保管していた問題は、防衛監察本部の監察の結果、稲田防衛大臣の関与は特定できなかったと発表しましたが、これは一体何を意味するのでしょうか。顛末の責任をとらされる岡部陸幕長と黒江事務次官の辞任は、見方によっては自衛隊と防衛省が政府に反駁したとする解釈で、言い換えれば反乱に対する処分と受け取れます。マスコミは、文民統制に背くような陸幕長の言動を隠し、文官統制の規範に著しく違反したような防衛事務次官への取材も最小限に留めました。稲田氏を辞めさせない理由が「civilian control」にあったとすれば、政府に僅かなる同情を感じるものの、どちらにしても財務省(国友学園国有地問題)文部科学省(加計学園獣医学部新設問題)防衛省(PKO自衛隊日報問題)が絡んだ騒動の責任は、回りまわって国民に背負わされるのです。因みに2007年、当時の小池百合子防衛大臣は、防衛事務次官守屋氏を更迭して人事を自らが主導しようとしましたが、防衛省がマスコミに人事情報をリークして政治問題に発展、小池氏も就任2ヶ月で退任した過去があります。文民統制とは(civilian control)政治家が自衛隊を統制することをいい、文官統制とは、防衛大臣を防衛省の幹部(背広組)が支え、自衛隊組織の幹部(制服組)を統制する仕組みをいいます。稲田防衛大臣、特別監察結果報告と自らも辞任。
https://www.youtube.com/watch?v=lFMRVTMqBkE
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