内閣支持率50%? 一般紙とSNSの違い
バブル時代の1991年、私は某テレビ局のプロデューサーであったO氏と、六本木界隈を飲み歩く仲までになります。何がきっかで出会ったか忘れた(多分告知CMの仕事)のですが、その後は会うごとにウマが合っていき、彼から来る仕事のオファーは引きも切りませんでした。オファーは主に電話からでしたが、打ち合わせ場所が夜の六本木80%、テレビ局内での打ち合わせ20%だったことは、いまだに忘れず記憶しています。そのプロデューサーO氏とある時「メディア」について語り合う夜がありました。「CMをつくっていて思う一つに扇動性の強さをスゴく感じるんですよ」この私の投げかけた不躾な質問に「そう、一番権力を持つのはテレビだと思うよ」バーボンのハイボールをグィッと飲み干した彼は、グラスの中の氷をカラカラ鳴らしながら簡単に言ってのけました。あまりにもハッキリとした口調に私は思わず頷きます。「では世の中の流れも変えようと思えば出来るってことですよね」否定してくれれば笑えると調子に乗った私の質問でした。「出来ちゃうんじゃない?っていうよりそれがマスメディアでしょ」あれから四半世紀の時が流れましたが、世界はSNSというタイムマシンを駆使する時代に突入、テレビや新聞からしか得られなかった一方通行の情報が一転、いつでもどこからでもマルチな双方向の情報を手に入れられるようになったのです。当然ながら思想や信条はそれぞれに先鋭化していき、止めようがない沸点ギリギリの世界に達しました。昭和時代と違うのは軋轢から解放された人々の鬱憤が堰を切って冠水している事です。因みにニコニコ動画の生放送などを利用しているユーザーを対象に、20日に一斉調査を行った世論調査では、上記の比率で内閣は支持を受けています。これを一言でいうと「切り口の違い」というのでしょう。「総理のご意向」加計学園問題、集中審議。
https://www.youtube.com/watch?v=XPV70g6EE8U
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