富山出身者は閉鎖的で採用しない
総合機械メーカーの不二越（富山市）の本間博夫会長（71）が「富山出身者を採用しない」という趣旨の発言を述べたと北日本新聞が報じました。2017年8月に東京に本社を一本化すると発表した記者会見上での発言ですが、会見の中身である「富山で生まれて幼稚園、小学校、中学校、高校、不二越。これは駄目です」とした主旨はどこにあるのでしょう。また「富山生まれで地方の大学へ行った人でも極力採りません。なぜかと言えば閉鎖された考え方が非常に強いからです」この差別ともとれる発言は、富山県内に本拠を構えた会社の会長の言葉とは思えません。ここで問題なのは「会社は自由に採用基準を決められるのか」および「採用基準に出身地を入れることは問題にならないのか」ということですが、法的には「使用者は、誰を雇い入れるかについて広い『採用の自由』を有しており、どのような基準で誰を雇うかは自由に決めることができる」これが弁護士の回答でした。では差別という観点からだとどうでしょう。厚労省は以前から『採用のためのチェックポイント』に基づく行政指導を行ってきました。本人に責任のない事項（本籍、出生地等）本来自由であるべき事項（宗教、支持政党等）を申告させることや、身元調査などを行うことは、就職（人種？）差別につながるおそれがあるとして、行うべきではないとされています。なるほど立場によっては微妙な解釈になりそうですが、昨夜の民進党代表が会見した、例の『二重国籍問題』もこれを盾にしました。今の世の中は、解釈の持って行き方によっては逃げ切れるのです。これをグローバルと言うのであれば「味噌もクソも」という感じて何だかブーたれてしまうなぁ･･･。TVもスルーだし。不二越会長「富山県人は採用しない」
https://www.youtube.com/watch?v=UROWb3oXOyA
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