オッさん政治を罵倒する2人
東京都議会選挙まで1ヶ月を切りました。地方から東京を見ると羨望と軽蔑と徒労が交錯するのですが、最近よく言われる「印象操作」という言葉が政治を語る上で話題の中心に抜擢されています。6月第1週目の週末「都民ファーストの会」代表の小池知事が東京都の街頭演説に奔走しているTVニュースを見ながらも「ウソだろ」と思わずつぶやく私。小池知事の口から出た言葉「オッさん政治を打倒」と口汚く発する演説は、行く先々に緑の集団がいなかったことに苛立ったのでしょうか。男を敵に回すようなネガティブな言葉は、関西地方にいる「全日本おばちゃん党」の代表で、日曜朝のサンデーモーニングに出てくるオバはんで十分です。「都民ファーストの会」代表にならざる得ない事情からくる焦りは理解するところですが、知事選で勝利した礼節を重んじながら上手にバッシングしていたセンスは影を潜めたようです。有権者の半分は男性、無党派層は女性ばかりではありません。危険なものの言い方は、印象となって飛び回ることを一番承知していたのは小池さんだったはずで、それを利用して290万以上の票を獲得したはずなのに、彼女らしくない素振りを見抜く有権者は多いでしょう。東京都は地方と違って組織力より無党派の動き次第で選挙は豹変します。1年前の知事選挙はまさにその典型でしたが、恩恵にあずかった小池知事の新党に、津波のようなフィードバックが掛かろうとしています。「全日本おばちゃん党」というレイシズムなイデオロギーが広く支持を得られないのと同じで「オッさん政治を打倒」なんて言っている様じゃ「自分ファースト」の化けの皮が剥がれます。都民のサイレントマジョリティは思惑の躓きを見逃しません。小池都知事、街頭応援演説のダイジェスト版。
https://www.youtube.com/watch?v=51Qo8YUjRqI
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