井戸端テレビの行き過ぎた会話
今、根拠の乏しいそれっぽい話がTVに蔓延しています。忖度という言葉が小学生にまで浸透している中、その忖度をTV局の各情報番組が恣意的に悪用して放送し始めています。由々しい現実ですが、偏向報道とも受け取れる勝手な解釈説明は、そこだけをトリミングしてデフォルメさせれば「それもそうだな」となるのです。2000年以降のTV番組はネットに対抗するべく、リアルタイムなライブ放送が主流となります。過激で行き過ぎた表現は、次第に視聴率の奪い合いにエスカレートしていき、各TV局は更なるライブ感でもって、裏付けのない見切り発車的な放送に転じていきます。薬のように最初は効いても、それは徐々に耐性を持ち出し、さらに強力なカンフル剤が必要になるのは当然でしょう。他局が米粒のような小さな事柄をスクープ的に話せば、さらにその上を行くという、TV局同士の争いは醜いものになっています。特に、午後の情報番組司会者が煽動的に導いていく意図的なトークには閉口します。「あったことをなかったことに出来ない」とした話も逆の意味に捉えないと術中にハマります。私が忸怩に思うのは、そのテーマに対して未経験だろうと察する番組出演者たちが、思い思いに勝手な解釈でしゃべることです。政治の事や官僚の世界の事をさも見たかのように語るのは調子に乗り過ぎでしょう。出演している当該TV局におもねっているのか、遠慮しているのか、はたまた忖度しているのか、いずれにしてもTV局側は視聴率を獲る事しか考えていないのですから、見る側は冷静で落ち着いた耳目でいないと自分の物差しが壊されてしまいます。今やテレビは人々を先導できない「笑われキャラ」になってしまいました。小池都知事「都民ファーストの会」代表就任、仁義なき都議選挙。
https://www.youtube.com/watch?v=20ny0_jOc3c
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