痴漢容疑で死んでいく男たち
9件、この数字は線路に走り逃げた男たちの数です。今月に入って悲惨な結末に至った痴漢容疑の男たちはビルから落ちた男と電車に轢かれた男で2人目です。痴漢容疑そのものが100%だったかという検証もしないまま彼らは世を去ったことになります。残された被害者とされるだろう女性も悲しいかな、死んだ男の亡霊を背負って生きていく羽目になりました。しかし痴漢行為とは何をもって定義されるのでしょうか。最近では「ニオイを嗅ぐ」「息を吹きかける」「カバンで触る」のも当てはまるのだという情報に目が点になってしまいます。本当にこれで痴漢呼ばわりされたら、男たちは堪ったもんじゃありません。ニオイはどこをどうやって嗅ぐとアウトなのか、息を吹きかける動作もどの時点からそうなのか、そしてカバンで触るというのは、最早ナンセンス極まりないキテレツな話で手に負えません。私がまだ若い時分は、込んでいる電車に乗った時には両手を挙げたものですが、先の3項目がまともに定義されたなら、示談目当ての不埒な女性が出てきそう(もういる?)で心配になります。事と次第によっては一生を左右されるのですから、証拠の確定確保の基準をもっと世間の納得が得られる形にしないと冤罪だらけになりそうです。もともと、公共交通機関は人間の信頼関係と性善説を原則として成立しているのですから、専用車両はまだいいとしても、偏向していく痴漢の定義を改めないと男女ともに救われません。京急線横浜駅で発生した人身事故。(痴漢死亡事故ではありません)
https://www.youtube.com/watch?v=TVYM81WmPdo
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