ビクターの啓示
ユーチューブが実に便利なツールなんだとしみじみする私は、誰にも知られずに時代の先進性を自らにリンクさせます。その中にあって最近非常に気になるのが「ビクター・エンターティンメント」の絶好調なことです。私が大学生の頃に「レコード会社」と呼ばれていた企業は星の数ほどに存在していました。1982年、大学4年生だった私は、就活の中にCBSソニー(現在はSonyMusic Group)を視野に入れていたのですが、見事に撃沈。音楽活動を断念すると同時に宗旨替えした付け焼刃の思いは関係者に見透かされたのかも知れません。さて、件のビクターという会社ですが、絶好調の理由がどこにあるのかを深掘りしてみました。一般的にはサザン・オールスターズやSMAPに代表されるビクターですが、1927年設立の売上高173億、社員400名の老舗ですが、遊軍的プロジェクトチームが少数精鋭で形成されているように感じます。リリースのタイミングは群を抜くもので、企画からアーチストのプロデュース決定権(バジェット含む)及びパブリシティのタイアップまでを一任されていることは自明の理でしょう。日頃はJ-POPをユーチューブで見ることなどない私ですが、きっかけがてらに見るMV動画はビクター製作の目立つことと言ったらありません。「恋」が大ヒットした星野 源、竹原ピストルが歌う住友生命のCM「よー、そこの若いの」キュウソネコカミ「ビビッた」等はバジェットもそうですが、何より企画を認める上司の理解がないとこうは行きません。しかしそれより何より、ここで一番紹介したかったのがレキシの「KATOKU」。ジャーニーより、私達世代へのオマージュです。
https://www.youtube.com/watch?v=AlNmX5Y27vY
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