ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)後遺症
プロ野球はレギュラーシーズンがスタートしましたが、対戦が今日と明日で一通り終わるセ・パ両リーグともに首位を走るチームは主戦力にリタイヤしている選手がいません。広島、楽天両球団は1番からクリーンアップまでが絶好調ですし、中でも広島の丸選手、楽天のペゲーロ選手はともに打撃部門の上位におり、特に広島の丸選手はほとんどの部門でベスト3に入っています。とりわけ、打率、得点、安打、四球、盗塁、出塁率の高さは、丸選手のユーティリティ性を如実に表しており、広島の中軸を任される打者として今シーズンの大きな成長は間違いないところでしょう。楽天の外国人選手ペゲーロもクラッチヒッターの印象が強いのですが、3月に開催されたWBCの中軸選手、日本ハム中田選手とDeNAの筒香選手がつい先ごろ、スタメンから名前が消えました。。両選手とも故障でリタイヤしたとの報道に日の丸を背負う事からくるストレス症候群を思わざる得ません。他国の選手たちの事情を調べてみましたが、やはり同じようにリタイヤしている主軸選手がいました。MLBのニューヨーク・ヤンキースに所属しているオランダ代表グレゴリアス選手です。ジーター選手の後継として期待されている遊撃手ですが、右肩に負傷を負って故障者リスト入りしています。プロ野球選手にとって本番直後のリタイヤは選手生命に大きな影響を及ぼしかねないだけに、今一度WBCの開催時期と場所を再考する時がきたようです。洋の東西を問わず、母国を背負っての戦いが、シーズン以上の緊張感を強いられることに、自制しようなどと考える選手は誰もいないのですから。グレゴリアスWBC本塁打。
https://www.youtube.com/watch?v=iApGIgjkXQM
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