もう1つの目玉「琴バウアー」
大相撲は横綱に昇進した稀勢の里の連覇が懸かる注目の3月春場所です。大器晩成とは稀勢の里のことを言うのだとする私は、もう一人の力士が気になって仕方ありません。先場所カド番大関として15日間を務めたにも関わらず、大きく負け越して関脇に陥落してしまった琴奨菊です。この前年の初場所に10年ぶりの日本人優勝が単なるフロックに過ぎなかったことをその後の成績が物語ります。春8勝、夏10勝、名古屋1勝(休場)、秋9勝、九州5勝、そして今年の1月初場所でも5勝に終わり、32場所在位した大関から関脇への陥落が決定したのです。優勝した後に二桁勝利もままならなかったのは何が原因なのでしょう。もちろん怪我で満身創痍なのはどの力士も同じで、理由にはなりません。琴奨菊は優勝するまでは独身(離婚歴有)でしたが、優勝とともに結婚を発表します。周囲はこれで綱を目指す環境が整ったと喜んだのでしょうが、私の目にはそうは映りませんでした。あまりにもシナリオじみていることに大きな違和感を払拭できないでいたのです。結婚式前後の取材や会見などの立居振る舞いは、奥様になる女性の存在が大きく影響していることは誰の目にも明らかでした。まるで芸能人並のそれは「すべて奥様のため」だとする琴奨菊に同情したのは私だけではないでしょう。3月春場所は琴奨菊にとって大関に返り咲く最後の機会ですが、初日二日目と順調に勝ち星を重ねました。特に初日、横綱 日馬富士戦でのガブる相撲は先場所8日目まで全勝だった稀勢の里を破った時と同じような勝ち方で、一方的な相撲に得たいの知れない不自然さが漂うのです。考えすぎるきらいのある私ですが、琴奨菊の大関復帰が現実味を帯びます。(因みに1970年以降の大関18人中5人復帰)琴奨菊 結婚披露宴。
https://www.youtube.com/watch?v=RfLHiCjRGhQ
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