株式会社　津幡石油        (tsubata sekiyu)

シンガーソングライターの嘆き

日本音楽著作権協会（JASRAC）が、ヤマハ･カワイ･島村楽器などの大手音楽教室から著作権料を徴収する方針であることに対して、解釈論が噴き出しています。本質的に受動喫煙対策と似ているように考える私は、原則、趣味嗜好の要素が強い両者は基本的に個人の自由が優先されるものだと解釈します。しかしながら、著作者権利の範囲を大きく侵害するような商業的要素の強い施設で音楽を披露すること、並びに施設内にいる第三者の健康基準を無視するような公共機関等での喫煙は、改善策の検討がなされることが筋でしょう。徴収方針や防止案が報じられてからのSNSやマスコミが発する意見を聞いていると「そこを強化されると音楽の敷居が高いものになって人々が演奏できなくなってしまう。喫煙の基準範囲を厳しく取り締まるとお店が倒産してしまう」などとペシミスティックな意見ばかりをデフォルメしていることに日本の貧困さを感じずにいられません。著作権使用料を徴収すればもっと音楽に真摯に向き合う、喫煙を規制すれば非喫煙者（の方が多い）がこぞってお店に入店して逆に繁盛する、なんて思う私の方がマイノリティなのでしょうか。とにかく先進国ニッポンに成長させるためには「井の中の蛙」から飛び出さないと本当の世界は見えてきません。https://rutube.ru/video/52beeb177a5b0d9fb2ec9695611bfeb7/