聖書の暗号
2月4日、東京都台東区上野の眼鏡店「めがねおー御徒町店」が「メガネフレーム万引き犯」の画像を店のホームページに公開して話題になっています。「あなたです!!マスクをしてグレーのパーカーにブルーのリュックで丸顔、少し小太りのあなた。顔もバッチリ映っています。平成29年3月1日までに返却するか弁償して支払ってください。弁償していただけない場合は顔モザイクなしでSNS、YouTubeで拡散させてもらいます」このような店側の内容を今朝の情報番組はトップで放送しましたが、私は訝しく考え、穿ってみてしまいます。被害品と被害額はメガネフレーム7点で計26万4600円。「うちみたいに零細だと20万というお金はすごく大きいんですよね。従業員も一生懸命やっていて、盗まれて持っていかれちゃったら当然落ち込みますよね」社長の言葉に嘘はないのでしょうが、TV映像を見る限りディテールがはっきりしないものの、防犯カメラや従業員がいるのにフレームが7点も盗まれるでしょうか。ちょっとマユツバな気がしますし、なんといっても一番引っかかったのは、7点全部が俳優の哀川翔さんのモデルだったことです。これは哀川さんのファンの仕業なのかもしれませんが、番組では哀川さんのメガネをかけている映像が、万引き説明の度に流れるので印象深く視聴者に刷り込まれます。最近、マスメディアをタダで利用するIT業界のギミックにTVのほうが自ら便乗しているようで安易さを感じますが、サービス業は当然ながら「盗難保険」に加入しているでしょうし、警察の領域を超越した大胆な行為は、故意に事件を演出してメディアに商品をリスタートしてもらおうとする邪悪な企画だったとしても不思議ではありません。目に入るすべての事柄は「聖書の暗号」なのでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=y04CY4Me93o
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