ベンゼン検出43000倍?
豊洲市場(江東区)の最終回の地下水モニタリング調査で国の環境基準の79倍の濃度のベンゼンを検出したとの結果を東京都が公表しました。ベンゼンというのは石油化学においては基礎的化合物の一つとして位置づけられているものです。都市ガスを製造する際にも発生し、土壌の中でその濃度は濃くなります。地下水も汚染されることから、その跡地で生鮮食品を扱うのは非常に危険なことです。79倍という数字が一人歩きするようですが、実はその場所によっては79倍どころではない、何万倍という数値が出る場合があることを理解した方がいいようです。こんな事を言えるのも自身のビジネスが石油関連業務だからなのですが、1年のうちに石油業法や消防法上の規定で決められた幾つかの検査の中で、その内容によっては抜本的な土壌の改良をしなければ営業できないケースが全国でありました。基準値については、特に食べ物の中に含まれる場合は微量でも問題になり、英国では食品添加物から生成された微量のベンゼンを含む清涼飲料水が自主回収されたこともあります。政財官と既得権を有している者が利権に群がった果てのことで、都は築地から豊洲への移転に関する最初の一歩を踏み間違えながらも「東京の食市場」を無理やり豊洲に仕立て上げようとした結果、上手の手から水が漏れて、事は大規模になりました。東京で起きた事は地方にも必ず起きます。それは「利権の構造様式」を東京がお手本となって作りだしたからです。APアーカイブより
https://www.youtube.com/watch?v=Mbd5IXk6FaU
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