決戦はバースデーの翌日?
今、日本中で一番顔が売れていて知名度の高さと関心度の高い人といえば、安倍首相でもSMAPでもありません。昨年夏の選挙以来、半年経てもマスコミと国民の耳目の中心から外れない小池百合子東京都知事。常に演出を意識した彼女のアクションはマーケティングそのものです。私から見れば現在の演出先、マーケティング先は都議会の宿敵にロックオンされていますが、その彼らは小池知事の目論見の辛辣性を深く理解していないようです。東京都民のマインドが、小池知事の支持に回ったかどうかの試金石になる選挙が2月に千代田区であります。この選挙如何によっては夏に行われる都議会選挙で小池新党の「希望の党」は少なくても30議席を獲得するでしょう。こんな予想がマスコミで叫ばれているのに宿敵側は相変わらず昭和的ロジックである党組織と支持団体の挨拶回りに明け暮れているようです。これでは都議会自民党の有力幹部たちは軒並み落選の憂き目にあうでしょう。侮ることがどれほど自分を不利にするのか、経験したことのないエリートたちには分からないのです。一方、知事サイドは都議会立候補者の応援をSNS中心の高質な手法(マスコミを利用したマーケティング)で着々と構築しているように見受けられます。小池知事の23区内での強さ(投票率)が際立つ世田谷、大田、足立、練馬、杉並を手堅く獲得し、本丸の千代田と中野、北区へ攻め入るでしょう。この3区は知事と握手をしなかった議員とドンの選挙区です。宿敵の地盤を根絶やしにする勢いで一気呵成にSNSと百合子グリーンで覆い尽くすことでしょう。戦いに勝利するには、都民に分かりやすい構造を示すことが第一ですが、小池知事は就任後のたった半年で都民の意識を見事に変えました。これも彼女を中心に構成された「チームKOIKE」の卓越した演出とマーケティングによることを知る人はあまりいません。案外日本を変えるのは、安倍首相のレジームより小池知事のマーケティング力だったりして、なんてね。
https://www.youtube.com/watch?v=S8nSy9xkM8Y
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