2017年 我に福袋なし
SNSの普及でしょうか、元旦の初日の出と富士山を目の当たりに出来た2017年は今までとは違うスタートになりました。謹賀新年、今年の干支は酉年ですが、その人口は943万人と十二支の中では最も少ないのだそうです。ちなみに最多人口は丑年生まれの1108万人で、その差165万人は新成人並みです。何でも1945年生まれの出生数の少なさが影響しているのだとか。今年72歳になる男女がそれでも128万人いることに驚きます。これを受けて現在の出生数の伸長率を調べた私は2度びっくりさせられます。この直近3年間の厚生労働省が発表した出生数は、2014年100万3500人、2015年100万8000人、そして2016年は98万人とついに3ケタを割ったのです。日本人がドンドンいなくなるということに切実さを感じないのは、どこか人ごとのように思っているからと、生理学上、難しい年齢層の男女の占有率が多くなってきているからでしょうか。100万人を割ったということは、12年ごとに割り振った場合に8世代で構成される人口で計算すると、単純ですがいずれ800万人にもならないことになります。日本の衰退が、2016年の98万人から始まったとすれば、国家の緊急事態なのですが解決策も時期を逸した感じです。未来の日本人たちがガッカリする光景が浮かびます。
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