SMAPファンの嘆き
大晦日恒例の紅白歌合戦に出場する歌手が発表されました。ざっと眺めてみれば、基準や落としどころの分からない非公開選考にオバケを見るようで怖くなる私。巷はやはり同じ日に解散するSMAPが出場するのかが世間の関心事だったでしょうが、彼らの所属している事務所の経緯を考えれば不出場は仕方のないこと。バーター出場のKinKi Kidsに驚くも、ギリギリになってのサプライズを打ち消せないのはファンならずとも考えます。ま、何にしても貢献度や話題性などという数値で表現できないNHKの独断と偏見に満ちた選考は今後も止まりそうにありません。それより気になっているのは、トランプ相場なのかどうか分からない為替の円安が止まらないことです。株は18,000円前後を、原油は50ドル直前を漂流している相場をじっと眺めれば、これまた落としどころがあいまいで煙に巻かれた感じ。どっちにしても腑に落ちないのは、今まで法則性を感じ取れていた経済やショービズが、鉄のカーテンで隠されてしまった事です。肝心の情報が朝令暮改にされて、先読み深読みが出来ないニュートラル状態はタイムイズマネーになりません。気がつく頃には逃げられてしまっていた等という現実に徒労感が滲みます。ヒエラルキーに君臨する天上界からシークエンスごとに発せられる利得のメッセージは、国境なき投機家たちによって世の中に出回り、その仕組みに騙されながらもビジネスが出来ていた時代は過ぎたようです。満足感や幸福感などというものは人の価値観によるのですが、振り回され続ける日常は、本日東京に54年ぶりの雪を降らせました。素直に合点のいく結果はもう望めないのでしょうか。オブジェクションは止まりません。
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