イーブン(分裂)の文化
どうしてこんな候補者で選挙しなくちゃいけないのか、全く理解できない大統領選挙が明日で決まります。私がまだ学生の頃に描いていた米国はリスペクトに値する国でした。日本は平和ボケと言われて「一億総中流社会」を誰も疑うことがなかったのも、米国が「世界の警察官」として君臨できていたからでしたが、我が国の敗戦総括ができない歴史観を、曖昧なまま背負わされて社会に飛び出した私は、21世紀になって後悔します。私と同じ世代の多くの日本人は、戦後の歴史教育の無責任さによって、説得力に欠けた世界観で生きてきたことに、今更ながらホゾをかむ思いなのです。最も大切なのは、教育基本法の改訂だったのですが、歴代政権の教育基本法についての見解は、個人を尊重する反面、過度な個人主義を助長し、日本の伝統をないがしろにし、日本人の愛国心も骨抜きにしたとの指摘があります。教育の目的を「人格の完成」とするのが教育基本法とするならば、21世紀の新しい「日本の人格」観はとっくに醸成済みなのです。新しい米国大統領は9日には明らかになりますが、その結果が日本の将来をどんな風に示唆するのでしょうか。どの国もイーブン(分裂)の文化が象徴されていきます。下の動画は架空の NEWS。
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