決勝点は J2プレーヤー
いろんな見方があるサッカーワールドカップ最終予選。昨夜のイラクに対する戦い方は相変わらず詰めの足らないFWやDFの甘さを露呈しました。現在の代表監督は、前任者から引き継いだ後、なんの創造性も植えつけられないまま今日に至っていて、きちんとしたチームに育てられていません。もっと言えば前回大会から懸案だった世代交代がほとんどできていないことです。チームのガス抜きが必要なのにメスを持つことさえしていないのですから、ホームで劇的な戦いをせざる得ないのは自明の理です。代表監督が選手の首に鈴を付けられないほど、協会が封建的に閉鎖しているのでしょうか。それともスポーツマスコミやスポンサーに気兼ねや遠慮があるのでしょうか。どちらにしても、負けた瞬間がA代表改善の第一歩になります。一方7日の午前は、感動をもたらせてくれた「リオ五輪」のメダリスト達による凱旋パレードが銀座を中心に実施されました。前回同様、見るたびに銀座の経済効果を計算してしまう私は「これだけ人が集まるのだったら毎年、いや毎月パレードができないものか」と考えます。2000年以降の日本は、ITが急速に進み、EC(ネット通販)の成長は実社会での経済活動を停滞させました。これに危機感を持った政官財の複合体は、急ぎ都市再開発を構築し、それをバックアップするロジスティックな展開を模索します。実社会を再生させるための展開策が多方面で試行される中、浮上した一つがパレードでした。どんな「こじつけ」でもいいからパレードを敢行してしまえば手っとり早く潤います。感動が経済を活性させることが確実になったのですから、これからの日本はこの「感動経済」ロジックがプロトタイプとなります。ではこれを地方でやったなら同じ(規模に応じた)経済効果を得られるでしょうか。答えはNOです。東京と地方では人間の在り方や考え方等が規模を含めて180度違うので、狸の皮算用にもなりません。
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