株式会社　津幡石油        (tsubata sekiyu)

落とし前をつける「嘘つき同士」

「政治人生の落とし前をつけるつもりで火中の栗を拾う決断をした」ヤクザ用語を堂々と言ってのけたのは民進党の野田佳彦前首相です。この「落とし前」の語源は、露店などで客と折り合いをつけるため、適当なところまで値段を落とすことを意味したのですが、その後、もめごとなどの仲介とする意味になり、さらに転じて、失敗や無礼などの後始末をする意味となったそうです。随分前の事ですが、女優の秋吉久美子さんや奈美悦子さんも「落とし前をつける」発言をしていますが、なんとも物騒な言葉であります。野田佳彦氏は松下政経塾の第１期生で「花斉会」との名称で派閥（グループとも言います）を形成しており、民進党の中では貴重な保守的リベラルなのですが、政治家がむやみにこの「落とし前をつける」という隠語を会見で使うなんて、民進党の前首相とは思えません。この度代表に就任した蓮舫氏を補佐する幹事長に就いたのですが、自らが「茨の道」と評した新代表のアキレス腱になった「二重国籍問題」を、新幹事長の野田氏がどんな風に「落とし前」をつけるのでしょうか。嘘つき同士の船出は、ついに民進党の空中分解に舵が切られたことを意味します。https://www.youtube.com/watch?v=BKnYZi0xPsw