幸せを呼ぶ ハートカクテル
浜松から颯爽と私たちの前に現れた有谷夫妻。JALホテルの車寄せの駐車場は、まるで輸入車ショーを見るかの如くです。彼の愛車はこの私も欲しかった「BMW Z4」。車高の低さにより、地下に駐車できなかったことで見ることが出来た Z4ですが、運転席に座りアクセルを踏むとイメージ通りのチューニングでした。「浜松を走ってるカッコいいオッチャンって感じだねぇ」彼は笑っているだけですが、大学時代から笑っているだけの彼はご満悦なのです。虹色ジェーンの奥様とドライブしている様子が目に浮かぶのですが、それは、さながら「わたせせいぞう」の世界です。漫画家わたせせいぞう氏は、1983年からコミック誌「モーニング」で「ハートカクテル」という全編カラーの漫画で、ポートレイトみたいな画が人気でした。TVアニメにもなったストーリーは純愛をおしゃれに描き、放映時のタイトルは「たばこ1本のストーリー ・ハートカクテル」(提供JT)で、1988年までONAIRされました。1カットで「わたせせいぞう」を表現した「ハートカクテル」から出てきたような有谷夫妻に、ふとジェラシーを感じた私は「デジャ・ヴ」に陥ります。「この感覚は大学時代に彼と出会った時に感じた気持ちと同じじゃないか...」Z4の端正なフォルムを眺めながら、20代の純愛物語だった「ハートカクテル」をもう一度読んでみようと思うのでした。「 バイク ・サクランボ&イパネマの娘」
https://www.youtube.com/watch?v=vYRuqeq5KAU
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