株式会社　津幡石油        (tsubata sekiyu)

先にオチを見せる番宣

地上波のTVを見てて不愉快になる時がままあります。TV局が自局の番組を宣伝する「番宣」が通常のCMの合間に洪水の如く流れるのですが、どの番宣も出演者の唖然顔や怒鳴り顔、そしてトリビア顔ばかりが映し出されて、肝心の内容がわかりません。瞬間の妙をトリミングして、視聴者の脳を鷲掴みすればOKだとする作り方はそろそろ止めにしませんか？と言いたいところ。さらに言えば、出演者であるタレントも一様に同じ芸の無さに「正直飽きたよー」っとなります。このタレントはこのチャンネルでしか見られないとする契約にすれば、局や番組、タレントと事務所も長生きできるとする、欧米的なショービズにならないものでしょうか。先日他界した九重親方（横綱千代の富士）がまだ現役の頃に「パーッと出てきて駆け上がった人はパーッと消えていくものですよ」と手で折れ線グラフを作って話していたことを思い出します。今のTV業界で大物以外のタレントたちは、この折れ線グラフを肌で理解しているからこそ、TV局の番組内容を吟味もせずに所属事務所と一緒になって、オファーを受け続けているのでしょう。いつ干されてもいいように稼ぎまくってネット炎上したら「スタコラサッサ」。これが日本のショービズ事情で、基礎の欠けた「張りぼて」の演技や会話だけでは、いつまでたっても成熟した日本人は育ちません。「マッドメン ファイナルシーズン7」https://www.youtube.com/watch?v=xBtJLpsMnXA