さっさと得意なことが分かった方が、人生はいいぞ!
「ポケモンGO」が世界を席巻しています。日本でも先週末にサービスが開始されてからは、メディアが特集を組むほどに大盛況。この私も金曜夜にダウンロードしてしまいましたが、グーグルのアカウント作成からゲームを開始するまでの設定が面倒この上ないことにアングリでした。ゲームは確かに面白いコンセプトなのですが、少し俯瞰で「ポケモンGO」を眺めるとグーグルの策略が見えるのです。グーグルはこれまでも「アース」などで我々を面食らわせてきましたが、今回のゲームはGPS機能と過去のキャラクターを融合させることに成功したエポックなもので、スマホというハードの価値を高めたことは称賛もの。任天堂のポケモンというキャラをカムバックさせたことは現在の20~30代にとっては神的対応に映るでしょう。しかしながら我々の世代は一抹の不安を感じるのです。経緯は、2015年7月に若くして他界した任天堂岩田前社長の言葉にあります。「これまでゲームとは無縁だった人を引き込む以外生き残る道はない。5歳から95歳まで遊べるゲーム路線を打ち出す。」「ゲームは一人暗い部屋で遊ぶイメージになってしまった。もう一度、家族全員で触ってもらえるものにする」彼の言葉は「DS」や「Wii」という据え置き型のゲーム機を誕生させます。天才ゲーマーだった社長の死後、1年もしないうちに今度は「ポケモンGO」という究極的理想ゲームのアプリ化に成功したのです。確かに前社長の言葉を形にした「ポケモンGO」は素晴らしいゲームですが、一歩間違えれば社会生活を脅かす恐れのあることも事実で、諸手を挙げて賛同出来ません。法的問題が生じた時、対処するのは任天堂なのかグーグルなのか、はたまた第三者なのか、処方箋を与えてくれないと中高年はどうにも困ってしまうのでした。ゲームの領域を越えた「バーチャル・ウエポン」の誕生は、無限の混沌を生むのです。
https://www.youtube.com/watch?v=lKUwVYUKii4
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