「華麗なる詐欺師」知事に近づく
どうやら雌雄は決した感があります。東京都知事選挙はラスト1週間になりましたが、私が三番手に予想した候補が、選挙戦をリードしているとの報道が発表されました。小池百合子氏の最大のネックは、SNSを中心としたネット民をいかに懐柔できるかにかかっていたのですが、その課題をいとも簡単に克服して見せたのが奥多摩での華麗なる演出でした。なんと自身がツィートしているところをTVカメラが捉えた映像は、まるで日常的にSNSしているかの如く上手にスマホを操作しているニュースになったのです。これは都民国民を感心させるには十分で、都内の応援演説や支部組織でのローラー作戦、集会などで地道に票固めをする与野党の選対本部長にとっては「歯ぎしり」ものの映像に映ったはず。こういう演出は、本来であれば鳥越氏や増田氏がやらなければいけなかったことです。3候補のウェブサイトをチェックしましたが、増田氏はツィートしていません。鳥越氏のツィートは政策内容に乏しく、ゲストや応援者の画像は両刃の剣になっているようです。有権者の肌に沁みたのが銀座での街頭演説で、小池氏の「スマートシティ構想」に対して鳥越氏は「非核都市宣言」でした。これで7月31日は小池氏200万票。増田氏175万票。そして当初トップ予想の鳥越氏は、逆に150万票と票を減らしたラストサンデーでした。「大どんでん返し」を果たすのは小池氏なのでしょう。東京五輪組織委員会会長の森喜朗氏の眠れぬ夜が続きます。小池氏のツィッター。
訂正:増田氏のツィートはありました。https://twitter.com/ecoyuri
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