マジソンバッグとユニゾン・スクエア・ガーデン
今から40年前に大流行した「マジソンバッグ」ですが、全国の高校生の必須アイテムでした。何の変哲もない只のボストンバッグなのですが、今考えると全国的に大ヒットしたのは何故でしょうか。日本のエース株式会社が、1968年から1978年にかけて、製造・販売した絹目ビニール製バッグは2000万個販売されたそうで、当時の学生全員が持っていた計算になるのだとか。「マジソンバッグ」をデザインした服飾デザイナー長井恒高氏は、2011年12月に他界されていますが、マディソン・スクエア・ガーデン(Madison Square Garden)は、アメリカ合衆国ニューヨーク市にあるスポーツアリーナとエンターテイメント会場で、バッグとの直接的な関係はないようです。60年代後半、日本の学生たちは学校指定の黒い学生カバンを持つのが主流(当然)でした。二次的に持つ入れ物は布製のズタ袋や紙袋だったりしていたのでしょう。それが68年に「マジソンバッグ」が世に出ると、東京を中心に全国の学生たちに広まります。CMがあったかどうかわかりませんが雑誌の広告辺りが導火線になったはずです。あの形の「スポーツバッグ」自体が目新しかった昭和を語るに欠かせないアイテムです。この私が持っていたのは白色で、何から何まで放り込んで学校に行っていた記憶がありますが、あれから40年以上経ち、21世紀の今「ユニゾン・スクエア・ガーデン」なる3ピースバンドが大ブレイクしています。最初は「またあのバッグが再ブレイクするの?」と聞き違うほどに私の中でバンド名が知られていませんでしたが、我が家の二男はこの夏にコンサートを見に行くとのこと。彼らのケミストリー的サウンドとフィロソフィーなリリックは、この私の世代が聴くには、意図的に歪ませたファズかディストーション感覚で聴いてみると良いようです。「
mix juiceのいうとおり」
https://www.youtube.com/watch?v=SHVq0tEH8Mc
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