「肥後もっこす」は熊本のID
週末は「熊本地震」と「三菱自動車燃費データ不正」そして「プリンス急死」のニュースをリリースの中心にした日本のメディアですが、いずれの報道も物足らなく感じたのは何故でしょうか。熊本地震は発生から1週間以上が経過しました。TV局の中にはもう「発災」と位置付けて、ガバナンス能力の欠如やシステム構築論をマイクで叫びます。この私は、もう少し被災地域に視線を凝らしていくと見えてくるものがあるのではないかと感じるのです。熊本は別に「肥後もっこす」といった言葉で表現されます。昔から日本三大頑固なことで知られたそれは、「純粋で正義感が強く、頑固で曲がったことを好まず駆け引きは苦手で、プライドや反骨精神も強いため、組織で活躍することは向いていない」なるほど、そうであれば対処もその県民性に順応したものにしていけばスムーズに物事が運ぶのでしょうし、報道でのある種「日本基準」「東京標準」みたいなものは、むやみに押し付けない方が結果オーライになるのではないでしょうか。熊本の「基準」や「標準」に照らし合わせた支援の実行が求められます。三菱自動車の「燃費データ不正」は2000年に発覚した、リコール隠しによるタイヤ外れが起こした母子死亡事故までを考えた場合、もう自動車をつくって販売することは出来ないような事態に感じます。そして「プリンス急死」のニュースでは、いろんなメディア媒体のコメントを読んだのですが、そのどれもが上からなぞったテンプレート文章に読めてしまうことに時代の移ろいを感じるのです。何がいいとか悪いとかより、これが日本の代え難い現実なのだということに「そして、僕は途方に暮れる」のでした。大沢誉志幸。
https://www.youtube.com/watch?v=BIgZZQ7u4oU
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