18歳の選挙権デビューは7月10日?
どうも選挙はWかなと感じてきました。米国ではないですが、票の総取り合戦がもう始まっているようです。政府は、さすがに憲法改正がテーマでは18歳の若者の気持ちを手繰り寄せられません。昨日もシールズ(SEALDs日本の学生団体)が議事堂前で「憲法守れ」とのシュプレヒコールです。この私は、出始めた頃のシールズに多少の違和感をもったので、背景を調べてみました。抗議デモを担う班やデモの様子を配信するためのカメラを回す班、デザイン班など10以上の班に分かれて、それぞれの役割を担い運営していることが分かったのですが、しかしこの統率と運営力はどこから来るのでしょう。どうもシールズには純粋だけではない何かがありそうなので、深堀するとドンドン合点がいくのです。先ず、リーダーは現役の大学生(リベラル色が強い宗教系の大学)ですが、中心メンバーは同じ高校(因みに当該高校の偏差値は28)の同窓生です。さらに「Tokyo Democracy Crew」なる組織が支援する形式は、1960年代の学生運動とは趣きを異にします。理想の民主主義を語る熱いスピーチの映像をネットに流し、新しい運動と称した「カッコいいな」的演出は、カルト思想を想起させる手法なので、我々大人がしっかり注視しなくてはいけません。全国の18歳の学生たちが選挙権を行使できるのは7月10日からなのだそうです。そうなれば選挙日は10日もしくは17日か24日となるのですが、17日は連休中ですし、24日は学生が夏休みに入るので必然的に10日となるのでしょうか。単純計算で240万票が増える訳ですが、この数字は侮れません。与党は「憲法改正」を軒下に置いて「増税の延期」と「カネのバラマキ=景気対策」そして若者受けする「規制緩和」を争点に加えるはずですし、対する野党はシールズを利用して立憲主義を「ワン・イシュー」にして一発逆転を狙うのです。私たち中高年が、行方知れずの1票を投じることだけは避けたいものです。
https://www.youtube.com/watch?v=cB-3e169Xpw
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