カントの最期の言葉とは
4ヶ月目になるでしょうか、腹筋が続いています。毎朝100回を目標にして実行しているのですが、ある程度引き締まったものの、下腹は変わらずです。ストレッチだけではダメだとの考えで腹筋をルーティンに入れたのはいいのですが、いつまで続くやら・・・。50代の半ばを過ぎた今、やはり一番大切なのは健康と時間でしょうか。時間は今この時にも、止めることのできない時間観を体感しながら人間は生きています。この私の若いころは時間の観念がいい加減(意識を持たない)だった故もあってか、それに翻弄されることはなかったのですが、年をとって自分の動作や思考の速さ・時間当たりの仕事量が低下すると、相対的に時間が速く過ぎるようになりました。1年が年齢分の1なのだとすれば、当然ですね。哲学者カントは79歳で生涯を閉じるまで、規則正しい生活をしていたのだそう。あまりにも時間に正確なので、人々はカントの姿を見て時計の針を直したといわれています。たくさんの経験を積むと知恵も授かりますが、失うものも惜しいと思うのが50代。カントのようにこの私も規則正しい生活に専念しようとするのですが、肉体と精神の乖離に対して諦めきれない凡人の私は、これからもっと嫌らしく突いてくる「時間観」に対してちゃんと向き合えるでしょうか。概念をレフリーにした「時間」との闘いが「断捨離」を盾にしながら続いていきます。さて、カントが57歳で書いた哲学書『純粋理性批判』ですが、難解すぎて何が書いてあるのか全然分かりませんが「これでいいのだ」でしょうか。
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