死してなお134億
マイケルジャクソンの死後から現在まで稼いだ金額ですが、100億以上も稼ぐミュージシャンは彼1人です。私たちが学生時代のトップはエルビスプレスリー(今回2位)でしたが、ジョン・レノンも4位にランクインしています。1992年の東京ドーム公演をみましたが、アクセス・オール・エリアのカードを持った人曰く「マイケルが3人いた」なんて逸話も出る始末。しかし同じ空気を吸っているのだとの思いで見るマイケルジャクソンのパフォーマンスの素晴らしさは今も新鮮です。恥ずかしながらこの私と同年齢のマイケルですが、2009年に突然この世を去ります。世界中、特にイギリス人は「THIS IS IT」のコンサートを楽しみにしていた矢先の事故に唖然としたのでした。この急死に疑問を抱くファンは未だに悲しみに暮れているでしょう。でも晩年のマイケルより、ジャクソン5を経て1979年に発表したソロアルバム「オフ・ザ・ウォール」でのマイケルが放つポップ性は珠玉ですし、続く1982年の「スリラー」は1億枚ものセールスを記録する世界的大ヒットを達成したのです。彼の書いた曲もそうですが、やはりクインシー・ジョーンズのプロデュース力に負うところが大きかったでしょう。世に早逝するスターたちの役目とは何なのでしょうか。見たり聴いたりした瞬間に感じる「心臓が凍る」ような感覚を近頃は感じません。彼の一番輝いていた頃のツアー告知CMを手掛けられたのならどんなに幸せだったことでしょう。
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