株式会社　津幡石油        (tsubata sekiyu)

治安が良いところとは

業界紙の一面記事にガソリンスタンド1位の文字が躍っていたので、何事？との思いで読みました。内閣府が世論調査（日本版CIAか）結果を発表したというよりHPでの掲載。中身は「バス等で30分以内の範囲に必要な施設」として35.1％の国民がGSを選んだのです。調査結果をセグメントしていくと都市規模別のカテゴリーでは町村と大都市の違いが明確に出ていました。大都市東京ではGSではなく、「映画やスポーツなどの娯楽施設」を欲したのは当然で、文化の違いもこれで明確になるのです。他にも「徒歩・自転車で行ける範囲に必要な施設」ではスーパーとコンビニがほぼ同数（73.0％69.6％）と高い支持を得ていました。この私はそれらよりも「居住する地域を選ぶ上で重視する条件」に注目しました。調査によれば「治安が良いところ」を挙げた者の割合が66.6％でトップです。年齢別に見ると40代50代で高い結果となっており、60代以上になると「医療･介護」となるのですが、もともと日本は治安に優れていたはずなのに、何故こうなったのでしょうか？現在の全国の治安状況を見れば世代に関係なく一番に求められるのは当然の帰結です。1位にしなくてはいけない国になった理由を世界の人々はどのように感じるでしょう。国家国民を守るための新しい概念が必要になってきたというのに受け皿が見当たりません。
バス等で30分以内の範囲に必要な施設はこちら
http://survey.gov-online.go.jp/h27/h27-kokudo/zh/z09.html
居住する地域を選ぶ上で重視する条件はこちら
http://survey.gov-online.go.jp/h27/h27-kokudo/zh/z07.html